あなどるな過剰歯🦷|名古屋市南区の歯医者|こぎそ歯科医院

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あなどるな過剰歯🦷

人の歯の数は乳歯は20本、
永久歯は32本(親知らずを含め)です。
まれにそれよりも多く歯が生えてくることがあります。それを“過剰歯“といいます。
“過剰歯“はただ単に歯の数が多いだけと思われがちですが、特にお子さまの場合は、乳歯だからそのうち抜けると放置していると後に大きなトラブルになることがあります。

歯の数が多い“過剰歯”は珍しいことではありません。

矯正歯科学会の報告によれば、過剰歯は全体の5.1%。決して多くはありませんが、数としては20人に1人と珍しいものではありません。
過剰歯が発生する原因はまだ分かっていませんが、男性よりも女性のほうがなりやすいといわれています。
“過剰歯”の大きさも正常な歯と変わらないものから小さなものまで様々であり、上の前歯の間に生えてくることが多いです。

“過剰歯“が引き起こす問題とは!?

過剰歯は、前歯の数が多かったり、歯と歯の隙間が大きくなってしまうといった、見た目の問題だけではありません。

特にお子さまの場合は、乳歯が抜けて永久歯が生え、その歯で一生を過ごしていきます。
本来生えてくるはずの永久歯が生えてくるスペースを“過剰歯“が塞ぎ、永久歯がスムーズに生えてこないことがあります。
永久歯は顎の骨の中で止まってしまい、出てくることができなくなります。

“過剰歯”の位置によっては、隣に生えている歯の神経とぶつかって痛みが起きたり、神経が死んでしまい、本来生えてくるはずだった永久歯を抜歯しなければならなくなってしまいます。
“過剰歯“は決してただ歯の本数が多いというだけではないのです。

“過剰歯”が見つかった場合は適切な処置を

もし“過剰歯“を見つけたときには、すぐに抜歯することがおすすめです。

“過剰歯“はこどもの頃に見つかることが多く、早めに抜歯しておけば永久歯の出口を塞ぐこともなく、歯並びへの影響を防ぐことができます。

もちろん大人になってからも過剰歯を抜歯することはできますが、骨が成長して固くなっているため、こどもの頃よりも痛みや手術時間が長くなる場合があります。
さらに永久歯が生えそろっているため、位置によっては矯正治療が必要になることもあります。

もし乳歯が抜けているのになかなか永久歯が生えてこない、歯並びが極端におかしいといった場合には、一度歯科医院での検査をおすすめいたします。

当院には歯科用CT装置がございます、鼻の奥にある過剰歯などの位置関係の細かい情報を得ることができます。
当院では、入院、全身管理が必要な症例等は愛知学院歯学部附属病院への紹介も行っています。患者さんにとって適した治療は何なのか常に考えながら、連携医療機関と密な情報共有を行い、状況に応じて協力しながら治療を進めていきます。

お気軽にご相談ください😊