子どもの口がくさい!?|こぎそ歯科医院|名古屋市南区の歯医者

名古屋市南区大磯通 5-4-1

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子どもの口がくさい!?

保護者の方から「子どもの口臭が心配」とお悩みを相談されることがよくあります。
大人の口臭の多くは“歯周病“によるものが多いですが、お子さまの口臭のほとんどは“口呼吸“によるものが多いです。
“口呼吸“とは、鼻ではなく口で呼吸する癖がついてしまった状態のことをいいます。口呼吸になることで、口の中が常に乾いて唾液の分泌量が減るため、菌が増殖しやすくなり、口が臭くなります。

確かに口臭は誰もが持っているもので、いくらハミガキをしていても、無臭にすることはむずかしいです。しかし、近くにいてもにおいが分かるほどの強い口臭や、ドブのような臭いをしている場合は注意が必要です(注意)
お子さんの口臭に気付いた際は、かかりつけの歯科医院を受診しましょう!

子供の口が臭う原因

磨き残し
ハミガキの頻度が少ない、または正しい磨き方ができず細菌の塊であるプラークが多く残っている。プラークはガスを発生させ、口臭の元となります。
お子さま本人がきちんと歯磨きをしているつもりでも、十分にできていない場合があります。
正しい磨き方ができているかを保護者が必ずチェックしてあげましょう。特に、「歯と歯の間」や「歯と歯茎の境目」などに食べカスが溜まりやすいので念入りに磨くようにしましょう。

むし歯や歯肉炎、歯周病
プラークが溜まるとむし歯や歯肉炎、歯周病などになりやすいです。歯肉炎と歯周病の違いですが、歯肉炎は「歯茎が細菌に感染した状態」を指し、歯周病は「歯肉炎が進行して歯茎以外に炎症が起きてしまった状態」を指します。
また、歯周病と聞くと、「大人がかかる病気」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもの歯周病もゼロではありません。厚生労働省が発表した「歯科疾患実態調査(2011年調査)」によると5歳~20歳までの子供の2人に1人は歯肉炎と言われています。

精神的ストレス
ストレスが多いと口の中が乾燥しやすくなるため、口臭になりやすいです。
特にお子さまが以下のようなストレスを感じていないか確認してみましょう!

ストレスチェック☑️
※塾や習いごとで毎日忙しい
※テストの点や成績などで悩んでいる
※友だちとの人間関係に問題がある
※転校した

子供の口臭対策
ていねいなハミガキを🪥
小学生になると一人でハミガキする子が増えますが、まだ正しいブラッシングをしっかり教えてあげる必要があります。そして毎日でなくとも仕上げみがきが必要です。
みがけているかを確認し、磨きが足りないところを教えてあげましょう。また、歯ブラシ以外のフロスや糸ようじを使って歯と歯の間を磨く習慣をつけることも大切です。

定期的に歯科医院へ通う
定期的に歯科医院へ通い、むし歯や歯肉炎などがないかチェックしてもらうことが大切です。小さなお子さまでも歯石はつきますので、定期的にかかりつけの歯科医院でクリーニングをしましょう🦷

よく噛んで食べる
噛む習慣をつけることでお口周りの筋肉が鍛えられるだけではなく、唾液の分泌が促されるため、口臭改善にも有効です。
よく噛まないと飲み込めないような硬い野菜やキシリトールのガムを食べるのもおすすめです!