おこさまの歯ぎしりについて
こどもは眠っている間、案外歯ぎしりをするものです。
びっくりされる保護者の方も多いと思います。
歯ぎしりというのは、「ギリギリガガ…」と歯にかなり強い負荷がかかりますので、
『歯によくない?』
『うちの子だけ?』
『歯が割れてしまわないだろうか?』
と保護者の方からよく質問されます。
歯ぎしりは一般的にあまり良くないイメージがあると思いますが、お子さまの場合はそれほど心配するようなものでないことがほとんどですのでご安心ください。
こどもの歯ぎしりの原因には、次のようなことが関係していると言われています。
🦷あごの位置を決めるため
こどもは、歯が生えてくるとき歯ぎしりをすることであごの位置を決めていると言われています。
実際、赤ちゃんの時に上下の歯が生える時から歯ぎしりは始まっていると言われており、あごの位置を決定するのに必要な行動だと言われています。
🦷永久歯のスペースを作るため
乳歯が全て生えそろい、幼児期や学童期に現れる歯ぎしりは、永久歯が生えてくる際にスペースを作る目的だと言われています。
🦷心理的ストレス
大人と同様、こどももストレスによって歯ぎしりをすることがあると言われており、ストレスが増えると歯ぎしりも多くなるとも言われています。
以上のように、お子さまの歯ぎしりというのは、乳歯や永久歯の健全な歯並び、噛み合わせのために必要があって行われていることも多いとされ、それほど心配するようなものではありません。
歯ぎしりによって歯はすり減りますが、あまりにもすり減っているようで心配というようなことがあればいつでもご相談ください。
また、永久歯に全て生え変わるころ、中学生を過ぎてもしょっちゅう激しい歯ぎしりをしているようであれば、永久歯にダメージを与えたり、顎関節症の原因になりうる可能性があるため、そのような場合には歯やあごへのダメージを軽減するために、夜間のマウスピースの装着をおすすめしております。
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