歯医者もやっていない時間に歯が痛む
急患の患者さまで「歯が痛くて眠れなかった」という方がよくいらっしゃいます。
仕事で受診ができないまま夜を迎えてしまったり、夜中に急に痛み出したりしたときには困りますよね。
また急なこととなれば、翌日の早くに必ず治療を受けられるとは限らず、長期の連休や年末年始な場合もあります。
むし歯以外にもある歯の痛みの主な原因とは！？
「歯が痛い」と感じても、必ずしもむし歯とは限りません。
歯が痛んでいるのか、歯茎が痛んでいるのかで、その原因は異なります。
歯そのものが痛いとき
むし歯と知覚過敏が大半です。
むし歯の場合、痛みがあるということはある程度進行している可能性が高いです。
むし歯が歯髄にまで達した場合には、激しい痛みを伴います。
知覚過敏とは、歯周病や加齢などによって歯の根の象牙質が露出し、神経を刺激して痛みを感じる症状です。
歯茎が痛いとき
体調不良やストレスが関係していることが多いです。
血液の流れが悪くなったり、感染によって炎症を起こしている可能性があります。
歯周病によって歯茎に鈍い痛みが続くこともあります。
夜に歯が痛くなるのはどうして！？
夜に歯が痛くなりやすいのには、いくつかの原因があります。
横になるので頭の血流量が増える
私たちが活動的な日中は、重力によって血液が下へ下へと流れていきますが、夜は、寝転がってテレビを見ることもあるでしょうし、寝るときは当然横になります。
血液が頭部へと流れ込み血管が膨張すると、その近くにある神経が圧迫され、それまで隠れていた痛みがでやすくなります。
リラックスするため副交感神経が活発になる
日中に優位になり血管を収縮させるなど身体の調節をしてくれるのが、交感神経です。
対して夜は、血管の拡張などを促進する副交感神経が優位になります。そのため、痛みなどの症状を感じやすくなります。
夜に鼻がつまるのも同じです。
入浴などで全身の血流が良くなる
入浴は、副交感神経を優位にし、血行を促進します。
そのため血管が膨張しやすく、同様に痛みを感じやすくなります。
自分でできる眠れない歯の痛みの対処法
筋肉をマッサージする
顎のまわり、頭の両側、首の横の筋肉をマッサージしてください。それぞれ数分、優しく撫でる程度で結構です。
痛みがある部分を冷やす
氷嚢やそれに代わるものを、頬の外から当てて冷やすと痛みが和らぎます。
口の中に氷を含むという方法もありますが、虫歯を原因とする場合には痛みが増しますので注意してください。
痛み止め(鎮痛薬)を飲む
市販の痛み止めを飲むことで、歯の痛みが和らぎます。
歯科医院を受診できない状態で、眠れない・食べられないほどの痛みがある場合には、痛み止めを飲むことをおすすめです。
眠ること・食べることで体力を温存するのも大切なことです。
歯の痛みに効くツボ！？
指で軽い力で押してみてくださいね😊
合谷
手の甲の、親指と人差し指の付け根にやわらかい筋肉があります。その筋肉の手首側のへこんだところにあるツボです。
下関
耳たぶの高さから顔面に向かって真横に移動し、頬骨の直前の一番へこんでいるところにあるツボです。
頬車
顎のエラの角から、1～2センチほど前方に向かって真横に移動したところにあるツボです。
歯痛点
手のひらの中指と薬指の付け根のところと、足裏の親指と人差し指の付け根から1～2センチかかと側に移動したところにあるツボです。
商陽
手の甲から見て、人差し指の爪の付け根の親指側のところにあるツボです。
朝、痛みが引いても必ず歯科医院を受診するようにしましょう🦷
特に痛み止めはあくまで応急処置ですので、きちんとした診断・治療を受けなければ、痛みが再発する可能性があります。
痛みが軽減せず、眠れない・不安で仕方がないというときには、夜間・休日救急センターなどを利用するという方法もありますが、
後日必ず、歯科医院を受診するようにしてくださいね🦷
当院では、夜中の急な痛みや歯科医院の時間外でも安心の24時間WEB予約があります。
是非ご利用ください♪
もしご希望のお時間に空きがない場合は一度お電話でご相談ください。
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎
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