再生不良性貧血と歯科🦷|名古屋市南区の歯医者|こぎそ歯科医院

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再生不良性貧血と歯科🦷

再生不良性貧血とは!?

再生不良性貧血とは、造血幹細胞という血液細胞の種が減少し、赤血球、白血球、血小板といった血液細胞の全てが減少する病気です。

白血球は細菌、ウイルスから身体を守り、赤血球は身体に酸素を運び、血小板は出血を止める役目があり、これらの細胞の減少は息切れ、めまい、疲れやすさ、感染、出血、発熱などの症状としてあらわれます。

生まれつきのものと、薬の使用、ウイルス感染などが原因のものがあり、国内患者数は1万人以上、10~20歳代と60~70歳代に発症のピークがみられます。抜歯後の異常な出血から病気がみつかることもあります。

治療は輸血など症状の緩和を目的とした治療と、蛋白同化ステロイド療法、免疫抑制療法、造血幹細胞移植などの造血の回復を目的とした治療があります。


再生不良性貧血と歯科の関係

歯科治療で問題となるのは出血と感染です。
ほとんどの歯科治療は歯科医院で問題なくおこなうことができます。

症状が重症で、出血の多い歯科治療をおこなうときは、大きな病院での治療、入院が必要となることがあります。


抜歯

抜歯時に血がとまりにくく、抜いた部位から感染がおきやすいため、かかりつけの医師と連携を取りながら、十分な止血、感染対策をおこないます。

抜歯の本数や方法によっては、入院が必要になることもあります。

乳歯の抜歯については、通常であれば抜歯は必要ありませんが、自然に抜け落ちない乳歯、ずれた位置から永久歯が生えてきたときは、抜歯が必要になります。


歯周病

歯肉からの出血で最も多いのは歯周病(歯肉炎、歯周炎)です。

歯周病は自覚症状があらわれにくい病気で、成人の約8割、歯周病と言われています。

歯周病になると、ハミガキや少しの刺激で歯ぐきから出血するようになります。

歯周病の症状が進むと自然に出血するようになり、それがきっかけで貧血がおきることもあります。

むし歯

小さなむし歯(C1、C2)であれば歯肉から出血することは少ないものの、大きなむし歯(C3、C4)では少し硬い食べ物を食べただけで周りで炎症を起こしている歯ぐきから出血することがあります。


外傷

転倒などで口唇、歯ぐきをぶつけたり、切れて出血することがあります。
出血した部位によっては血液により気管がつまり、窒息の危険性があるため注意が必要となります。

予防処置

出血が心配で十分に歯がみがけていない、再生不良性貧血に関心が集中して口の中まで注意が及ばない、歯科医院になかなか通院できないなどの理由で、むし歯が多くできてしまう人もいます。

毎日のハミガキをしっかりおこなうほか、定期的に歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)などの予防処置をおこなうことが大切です。


当てはまる病状の方は、必ず問診票もしくは歯科医師に直接お伝えください。


名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎

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