歯ぐきが腫れて痛い!考えられる6つの原因とは!?|名古屋市南区の歯医者|こぎそ歯科医院

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歯ぐきが腫れて痛い!考えられる6つの原因とは!?

歯ぐきが腫れて痛いときに考えられる6つの原因と治療法

ある日突然歯ぐきが腫れてしまい、痛みや熱が出たときは、歯周病をはじめとするいくつかの原因が考えられます。

お口の中には無数の細菌が生息しており、歯と同じように歯ぐきのケアもとても重要になります。

トラブルを未然に防ぐためにも、こまめなブラッシングや歯間ブラシなどによるデンタルケアを続けることが大切です🦷

歯ぐきのトラブルは突然起こります!

歯茎が腫れて痛いときに考えられる原因とは!?

歯茎が腫れて痛いときにまず1番に考えられる原因としては、歯周病や歯周炎です。

それ以外にも親知らずの存在やむし歯が関わっている場合もあるため、それぞれの原因と治療法についてまとめました🦷

1️⃣歯周病

歯周病は歯ぐきの病気で、炎症を起こして腫れを引き起こします。通常、歯ぐきが腫れて痛いときは歯周病を疑い、腫れている部分を中心に歯ぐきの状態をチェックします。

歯周病は歯ぐきの周りを掃除しきれず、汚れが残っているときに発生します。
歯周病菌はお口の中の汚れをエサとして増えていき、歯ぐきの奥へ奥へと潜り込もうとして炎症を起こします。

治療法
歯周病菌は歯石と呼ばれるかたくこびりついた汚れの中に多く潜んでいます。
まずは歯石をしっかりと除去し、お口の中をきれいにクリーニングしながら、歯周ポケットの状態をみていきます。

歯がすでに大きく揺れ動くようになってしまった場合には抜歯が必要になるケースもありますが、まずは炎症を抑えることが優先です。


2️⃣根尖性歯周炎

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)は、歯の根元のさらに先に炎症が起きて広がった状態をいいます。

細菌の侵入に対して免疫菌と戦い、死骸は膿となって歯の根元に溜まります。
この症状は重度のむし歯にかかり、歯の神経まで及んだときに、歯の根元まで進行して歯根の先端部で感染が広がって発生します。

治療法
根尖性歯周炎の治療は、すでにむし歯の症状が進行しており歯の神経までも侵されている状態のため、患部をきれいに洗浄しなければなりません。

感染根管治療と呼ばれる根の治療を行い、痛みの状況もみながら歯の内部にできた空洞を塞ぐお薬をつめていきます。

3️⃣歯根破折

歯根破折とは、歯質の劣化や根管治療の影響などにより、歯ぐきの中で歯を支えている根元が割れてしまう状態です。
ひび割れなどのすき間から菌が侵入・増殖することで炎症が発生します。

治療法
歯根破折では直接根の治療を行って歯根を接着し、歯を保存する方法がありますが、破折の程度が深い場合には抜歯し、人工歯の装着を検討します。主にブリッジや入れ歯など。

4️⃣智歯周囲炎

智歯周囲炎は、智歯(親知らず)の存在によって隣の歯との間にすき間ができたり、汚れを掃除しきれない歯周ポケットができて炎症が進行したりする病気です。

治療法
歯周炎を抗生物質の服用などで炎症を抑えながら、炎症の原因になっている親知らずを抜歯します。
一度でも腫れや痛みを起こした親知らずは痛みを繰り返すため抜歯をおすすめします。


5️⃣親知らず

親知らず自身が、生え方によっては歯茎に当たり痛みや腫れを引き起こす場合もあります。
歯茎を押し上げるように生える、あるいは横向き(水平)や斜めに生えて歯周組織にぶつかり、炎症や腫れが発生している状態です。

治療法
炎症がひどい場合は、炎症を鎮めるために抗生物質の服用を優先して行います。
その後、親知らず自身が腫れの原因になっているとして抜歯を行い、原因を取り除くことをおすすめします。

6️⃣むし歯

むし歯も歯茎の炎症を引き起こす場合があります。
中等度以上にむし歯が進行すると、むし歯菌が歯の中に入り込んで炎症を起こし、それによって痛みや腫れが出る場合があります。

治療法
むし歯が原因であれば、むし歯の治療を優先的に行います。
重度のむし歯は根の治療や、歯の根元に溜まった膿を取り除く治療が必要です。


歯茎が腫れて痛い時の対処法

歯茎が腫れて痛い時の対処法としては、患部を冷やす・口腔内を清潔に保つ・痛み止めを内服する・安静に過ごすといった方法があります。

1️⃣患部を冷やす

歯ぐきが腫れている状態では患部が熱をもっているため、まずは冷やしたタオルなどを使って患部を冷やしましょう。氷や氷のうを包んだ布、冷却パックなども活用できます。

ただし、氷を直接噛んだり患部に冷たいものを塗りつけたりしないようにしてください。


2️⃣口腔内を清潔に保つ

お口の中は汚れを残さず、常に清潔に保つようにしましょう🪥
食べものを食べたあとはそのままにせず、必ずハミガキを行って丁寧に汚れを掻き出してください。

腫れている歯茎には触らず、その周辺はきれいに汚れを落としましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも活用するといいでしょう。


3️⃣痛み止めを内服する

炎症が持続しているあいだは痛みも伴うため、痛み止めを内服してもかまいません。

体質や年齢に合う薬であれば、市販の鎮痛剤も使用可能です。

痛み止めは決められた用法・用量を守ることが大切です。
痛いからといって規定の量を超えて服用しないようにしてください。

それでも我慢できない痛みは、すぐに診てもらえる歯科医院を受診してください。


4️⃣安静に過ごす

患部が腫れたときは、血流を促す激しい運動・入浴・アルコールの摂取は控えるようにしましょう。
大量の化学物質が含まれるタバコの喫煙も避けてください。


お口の中を清潔にした後は、患部を動かしたり触ったりせずに痛み止めと冷却を併用しながら安静に過ごしてください。

早めに歯科医院を受診するようにしましょう🦷



歯ぐきは、虫歯のように徐々に溶かされていく組織ではありませんが、歯周病菌が中心となって腫れや痛みを引き起こします。

むし歯が進行してくると、むし歯によって歯茎の腫れが出ることもあるため、歯の異変や違和感は早めに歯科医院を受診するようにしましょう🦷

炎症をそのままにしていると骨が溶けたり、歯が動揺して使えなくなったりする場合もあります。

かかりつけの歯科医院での定期的なチェックや自宅でのケアで歯周病を予防しましょう😊

名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎

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