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歯が欠ける!?それカルシウム不足では??

カルシウム不足になると歯にどんな影響がある?


歯を強くするために、カルシウムを摂取しようと考える方は多いと思います。

みなさんカルシウムを効率よく摂取できていますか!?


日本人はカルシウムが不足している!?



厚生労働省が策定している、「日本人の食事摂取基準」に、
性別や年齢別に「推定平均必要量」や「推奨量」が定められています。

その基準を下回っていると、栄養素が不足していると判断されます。

中でも、カルシウムの摂取量はほとんどの方が推定平均必要量に達していないという報告があります。

主な原因は、カルシウム不足は、自覚症状があまりないことがあげられます。

カルシウムが不足すると、骨を溶かすことで、血中のカルシウムを維持します。

そうは言っても目で確認することは難しく、病院で初めて骨粗しょう症と診断されて気づく方が多いはずです。



歯とカルシウム不足の関係とは?


実は、カルシウムが歯に直接的に及ぼす影響はほどんどありません。

ですが歯がつくられている過程と歯を支える口内環境には深く関係します🦷


歯がもろくなる

歯がつくられている時期に、カルシウム不足になると歯がもろくなる可能性があります。

歯の大部分を占めている“象牙質“は、ほとんどカルシウムでできています。

特に、永久歯はカルシウムで強く硬い歯に育つためカルシウム不足には注意が必要です⚠️




むし歯になりやすくなる


歯がもろいとむし歯になりやすく、歯が生えてからの口内環境がむし歯を進行させるかどうか決まります。

初期のむし歯は歯の表面が溶け始め、白濁した見た目になります。

これは、歯の中のカルシウムなどのミネラル成分が溶けてしまった状態です。

しかし、初期のむし歯であれば、再石灰化で歯を元の健康な状態に戻すことも可能です。

だ液に含まれるカルシウムイオンを歯に補給して、歯を元に戻そうとする力が再石灰化です。

日頃から、カルシウムを積極的に摂取しておくことが重要です。




歯周病のリスク



歯がある状態で、カルシウムが不足している場合は、歯よりも歯周組織に悪影響を及ぼしやすいです。

カルシウム不足により歯が急にもろくなることはなく、それよりも歯を支えている顎の骨が溶かされていきます。

顎の骨が溶かされていくと、歯を支えられなくなり、最終的に歯が抜けてしまいます。

歯の周囲に炎症が起き、結果的に歯周病を引き起こす可能性が高くなります。


カルシウムは、牛乳、乳製品に多く、これらは吸収率も高いのでおすすめです。

積極的にカルシウムを摂取することで、むし歯や歯周病を予防しましょう🦷
そして定期歯科検診、定期的なメンテナンスとの併用が大切です🦷🪥


名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎

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