歯茎の健康を保つには歯周病の予防が基本ですが、歯茎を強くするには、栄養素も大切です🦷
歯茎の健康をよくする栄養素とは!?
そもそも“健康な歯茎“とはどのような状態なのか。
“健康的な歯茎“の状態
一般的に、歯茎が綺麗なピンク色だと健康な証拠です。
歯茎が赤く腫れてしまっていたり、白っぽくぶくぶくと腫れてしいる状態は、歯周病が進行しており、歯周病の治療が必要になります。
このような状態になってしまうと、ハミガキの時に歯茎から血が出たり、歯がぐらついたりする症状がでてきます。
歯茎を強くするには、“ビタミンC“
健康的な歯茎を維持するためには、タンパク質とビタミンCが欠かせません。
そもそも歯茎は、コラーゲン繊維からできています。
コラーゲンと聞くと、美肌に良い!というイメージがあるかもしれませんが、コラーゲンはお肌だけでなく、骨や歯茎も作る全身の体作りに欠かせない栄養素です。
歯茎が健康な状態の時は、コラーゲン繊維が壊れたとしても、すぐに再生します。
歯周病のように歯茎にトラブルを抱えている場合は、その再生が上手くいかず、歯周病が進むことで歯茎が健康的なピンク色ではなくなります。
再生が困難になり、歯茎から出血し、歯周病はどんどん悪化していきます。
このように歯周病が進んでしまうことを防ぐためには、歯茎に必要なコラーゲンを形成する栄養素を積極的に摂る必要があります。
このコラーゲンを形成する栄養素が、タンパク質とビタミンCなのです。
タンパク質といえば、お肉やお魚、卵、乳製品、豆製品など何を食べれば良いかイメージがつく方も多いかもしれませんが、ビタミンCの作用や豊富に含まれる食べ物はどのくらいご存知でしょうか?
ビタミンCは、柑橘類の食べ物だけではなく、身近にたくさんありますを
ビタミンCは歯周病予防・回復にもなる
歯茎の健康を保つためには歯周病予防が必要です🪥
歯周病とは、歯を支えている骨が、歯周病菌により溶けてしまう病気です。
歯を支えている骨が溶けてしまうため、重度の場合には歯茎が下がり歯の根っこが見えてきて、歯がぐらぐらになり、最終的には抜けてしまうという怖い病気です。
歯周病の菌は歯茎に炎症を起こし、痛みを伴い、歯茎からの出血も起こします。
歯周病は初期〜中期の間にはほとんど症状がなく、歯科医院で検査をするまで気づかないという方が多いです。
症状が出てくるころには、重度の歯周病になっており、ご自身の歯を残せる確率は低くなります。
歯周病のセルフチェック
☑️歯を磨くと出血する
☑️口臭が気になる
☑️歯ぐきがムズムズすることがある
☑️歯ぐきが赤や紫の部分がある。
☑️朝起きたとき、口の中がネバネバする
☑️以前よりも歯が長くなった気がする
☑️歯と歯の間にものがよくはさまる。
もし一つでも当てはまる方は、歯科医院での検診をおすすめします🦷
歯周病で歯を支える骨が溶けてしまうことは、つまり最初に述べたコラーゲン繊維が壊れてしまっていることになります。
歯周病菌が侵入し、菌を殺そうと白血球が戦うことで、自らコラーゲン繊維も壊してしまいます。
歯周病が進行して歯茎のコラーゲン繊維が壊れるのを予防するために、コラーゲン繊維の材料となるタンパク質とビタミンCを積極的に摂るようにしましょう、
タンパク質とビタミンCはどちらかだけではなく、同時に摂取することが大切です。
タンパク質は料理の主菜から摂ることができますが、ビタミンCは不足しがちです。
“ビタミンC“を積極的に摂るには!?
歯茎を強くするビタミンCの摂取方法
ビタミンCの摂取は、歯茎に良いだけではなく、美肌や免疫力アップにも欠かせません。
【ビタミンCが豊富な食べ物】
ビタミンCといえばレモンなどの柑橘類を思い浮かべる方が多いかと思います。
比較的手軽に食べられるビタミンC豊富な食べ物もたくさんありますよ。
ピーマンやブロッコリー、トマトにもビタミンCは豊富に含まれています。
アセロラは圧倒的にビタミンC含有量が多く、ビタミンCの王様と言われています。
アセロラジュースなどでも、多くのビタミンCを摂ることができます。
ビタミンC豊富な食材の食べ方のポイント
ビタミンCは水溶性といって、水に溶けやすいため、調理工程でビタミンCが減ってしまうことがあります。
できれば生で食べられるものは、生食にした方がビタミンCを摂ることができます。
野菜類を火に通す場合は、スープにして汁まで飲むことで水に溶けたビタミンCを摂ることができておすすめです👌
市販の野菜ジュースやフルーツジュースは加熱処理されていたり、調理段階でビタミンCが損失している可能性がかなり高いです。
ジュースだけで満足せず、生野菜や果物からも積極的に摂ることをお勧めします😊
歯周病やむし歯を予防するためには規則正しい食生活がとても大切です。
食事の摂り方によっては歯周病やむし歯のリスクを上げることに繋がってしまいます。
規則正しい食生活に定期的なメンテナンスで歯と歯茎の健康維持に努めましょう🦷
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎