歯の神経が死んだときに起こる症状
「歯の神経が死んでも、気づけるかどうか分からない」と思う方もいると思います。
神経が死んだ時には以下の症状があらわれるケースが多いです🦷
※痛みやしみる症状を感じなくなる
※歯が変色する
※歯茎が腫れる
歯の神経が死ぬと、今までは刺激を感じていたのに熱いものや冷たいものを食べてもしみなくなります。そして歯を叩いても何も感じなくなるなど、歯の感覚が失われます。
ズキズキと痛んでいた歯があったのに、ある日突然痛みがなくなった場合、神経が死んでいる可能性あります!
痛くなくなったからといって放置しないでください🙇
また、怪我や事故など、外側からの衝撃で神経が死んでしまった場合にあらわれやすいのが、歯の変色です。歯が黒ずんだりグレーがかったり、茶色っぽく変色したりするなどの症状がでることがあります。
すぐに変色せずに症状が現れるまで数ヶ月から数年かかる場合もあります。
ほかには歯茎が腫れるケースもあるでしょう
死んでしまった歯の神経を放置するリスク
周りに炎症が広がる
死んだ神経は、さらなる炎症を起こす原因になります。歯の根の先に膿の袋ができて膿が出てきたり、歯の根が埋まっている顎の骨を溶かしたりする恐れがあります。
死んだ神経が腐敗することで、口臭が発生・悪化することがあります。
抜歯の可能性が高まる
死んだ神経を放置しておくと、歯の周りに炎症が広がり、歯を残すことが難しくなることがあります。抜歯をしなければいけなくなることがあるため早めに歯科医院を受診しましょう🦷
炎症が顎の骨まで広がって骨が溶かされると、歯を支えきれなくなり自然と歯が抜けることもあります。
ほかの病気を引き起こす恐れがある
死んだ神経のある歯の内部では、多くの細菌が繁殖しています。
細菌が血液にのって全身に運ばれると、口腔内だけでなく全身の健康に影響を及ぼすかもしれません。
がんや心疾患、糖尿病などを引き起こす恐れがあるといわれています。
歯の神経が死んでしまった際の治療方法
歯の神経が死んだ際には、基本的に根管治療を行います。
死んだ神経が残っていると、細菌が繁殖して膿が溜まったり、顎の骨を溶かしたりする恐れがあるため神経の入っていたところ(歯髄腔)をきれいにする必要があります。
根管治療は、死んだ神経を取り除いて歯の根を洗浄・消毒し、最終的に薬を詰める一連の治療のことをいいます。
根管内の洗浄・消毒が完了して薬剤を詰めたら、土台を立てて被せ物(クラウン)を装着し、歯の機能を回復させます。
歯の神経が死ぬ原因には、むし歯・歯周病、怪我などの外傷、歯ぎしりや食いしばりの癖などがあります。歯の神経が死ぬと痛みなどの感覚がなくなったり、歯の色が変色したりするなどの症状がでます。
神経が死んだ歯を放置すると、炎症が広がり膿がたまり、歯を残せなくなる可能性が高くなるなど、血液を介して細菌が全身に回るなど、さまざまなリスクが予想されます。
早めに歯科医院を受診しましょう🦷
定期的なメンテナンス、歯科検診を受けることにより早期発見につながります😊
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎