「ハミガキの理想的な時間ってどれくらい？」
「今の自分のハミガキ習慣は正しいですか？」
意外とよく聞かれる質問です。
普段毎日ハミガキをしていても、むし歯になったり口内トラブルが起こる人はハミガキを見直した方が良いかもしれないです🪥
自己流のハミガキは汚れを完全に落とし切れていなかったり、歯を傷つけていたりする可能性があります。
では実際のハミガキのタイミングについてご紹介します😊
正しいハミガキの知識をつけて、むし歯や歯周病を予防しましょう。

ハミガキの理想のタイミングは？

ハミガキは、お口の中にある食べかすを除去することと、歯の表面に付着したむし歯菌のかたまり歯垢（プラーク）を除去することです。
※歯垢はむし歯や歯周病の根本的原因です。
ハブラシで機械的に歯垢を除去することで、お口の中の病気やトラブルを予防します。
ハミガキのタイミングは朝食後、昼食後、夕食後(もしくは就寝前)の３回が理想のタイミングです🪥

食後の歯みがき

食事をすると食べかすの中の糖分を基にむし歯菌が増殖し、歯垢が歯に付着します。歯垢の中のむし歯菌は酸を産生します。この酸が歯を溶かしむし歯になります。
食後のハミガキは、むし歯の原因となる歯垢を取り除くとともに、その原料となる食べかすを取り除きます。

食後３０分以内に歯みがきをすることをおすすめします。

寝る前の歯みがき

寝ている間は日中と比べてお口の中が乾燥しやすく、むし歯菌が繁殖しやすいです。そのため、汚れたお口のまま寝てしてしまうとむし歯のリスクが高まります。

一日の中で最も大切なのが就寝前の歯みがきです。
汚れた歯のまま寝ないことが大切です。一日の中でも念入りに時間をかけて磨いてくださいね🦷🪥

食事直後にみがくのはNG？

よくTVなどで食事すぐのハミガキはダメ！！と見ましたとおっしゃる患者さまがよくいますが、食後すぐに歯をみがくことを推奨します。
なぜかというと、先に述べたように歯に付着したままの歯垢は、歯を溶かし始めるからです。

「食後は少し時間を空けて、歯みがきを」「食べた直後にみがくのは歯に良くない」　という話は、炭酸飲料など酸性の食品を飲食した際におこる「酸蝕症」に関連するもので
「食後３０分ほど時間をあけて中性に戻ってからみがいたほうがいいのではないか」
という考えです。
ですが通常でしたら食後すぐにハミガキをする方が歯を守る効果が高くなると思います。
心配であれば、一度口をゆすいでから磨くようにしましょう。


お口に関する疑問や質問はお気軽に歯科医師、歯科衛生士にお尋ねくださいね😊