低ホスファターゼ症【HPP】という病気をご存知ですか?
【HPP】とは、骨の強さや成長にかかわる酵素「アルカリホスファターゼ(ALP)の働きが弱いことで発症する病気をいいます。
骨や歯を中心にさまざまな症状が現れます。
なかでも、4才までに乳歯が抜ける「乳歯の早期脱落」は【HPP】の典型的な症状となります。
【HPP】の症状とは!?
乳歯が通常より早くグラグラして、歯根(歯ぐきにうまっている歯の根っこの部分)と一緒に抜けることがあります。
乳歯は、通常6才ごろ根っこの部分は溶けてなくなり歯冠だけが抜けます。
【HPP】のお子さまは、歯根を残したまま、4才以下で抜けたりグラグラしたりします。
※発現する症状の種類やあらわれかたは、一人ひとり異なります。
早めに歯が抜けて心配な方は、抜けた歯をお持ちいただきお気軽にご相談ください🦷
小児科の先生に相談しましょう!
低ホスファターゼ症【HPP】の症状は歯の症状にとどまらず、進行する場合もあるため、できるだけ早く診断し、適切に管理することが大切です。
【HPP】によくみられる「歯の症状」がありましたら、「その他の症状」をチェックして、小児科の先生に相談し、年齢に応じて変化する値に注意しながら、アルカリホスファターゼ(ALP)を確認してもらいましょう。
【HPP】によく見られる症状
歯の症状
✅4才になる前に歯が抜けた
✅抜けた歯の根が長い
その他の症状
✅ハイハイや立ち上がり、歩き始めが遅い
✅補助なしでは歩けない
✅低身長低体重
✅骨が短い、曲がっている
✅骨が簡単に折れやすく、なおりにくい
✅骨や筋肉、関節の痛みが続く
✅日常生活の動作が難しい
(走る、階段の上り下り、物を持つ・運ぶなど)
歯の生えるスピードや抜けるタイミングは個人差がありますが、
心配な場合にはお気軽にご相談くださいね😊
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎