ハミガキ時の出血は、炎症によるものがほとんどで、歯肉炎、歯周病の症状のひとつに当てはまります。
健康な歯茎は、ハミガキ後に出血が見られることはほとんどありません。
歯肉炎、歯周病の原因は歯と歯茎の境目にプラークが付着し、そこに歯周病菌が住み着き細菌の出す毒素に反応して炎症が起こっている状態です。
炎症を起こし腫れた状態では、機械的刺激に弱くなり、ハミガキのわずかな刺激で出血を引き起こします。
出血するからといってハミガキを中止すると、ハミガキ不足になり、さらに炎症が進行し出血しやすい状態に陥ります。
悪い血だと思って、柔らかめの歯ブラシを使い、優しい力で磨きましょう🪥
軽度の歯肉炎であれば2.3日で出血もおさまってきます。
1週間ほどしっかりとしたハミガキを続けて、原因になっているプラークと細菌をハブラシで取り除けば炎症が治まり出血しなくなります。
出血する箇所ほど丁寧に時間をかけてブラッシングするようにしましょう。
気をつけていただきたいのは、
強く磨くこと!
かえって逆効果ですので、軽く優しい力でハブラシの毛先を使って、歯茎をマッサージするように優しく汚れを取る事がポイントです。
歯並びの状態によってもプラークが残りやすい部分があり、歯肉炎や歯周病になりやすい部分もあるため、歯科医院に受診しハミガキ指導などを受けることをおすすめします。
当院では、患者さまに適したハブラシにてブラッシング指導を実施中です。
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徐々に腫れや痛みが少し治まってきますが、ハミガキをしっかりしてもなかなか出血が収まらないことがあります。
それは歯と歯茎の境目に歯石が付着してしまっている場合があります。
そんな時には歯科医院で歯石を取ってもらい歯周病治療を受けましょう。
歯石を取り、歯周病治療を受けると歯茎の出血は収まりますが、ここで油断すると再び歯周病になってしまうことがあります。
しっかりとハミガキを継続して行っていただけるように、当院の歯科衛生士がわかりやすく、丁寧に歯周病の説明、ブラッシング指導をさせていただきます。
定期的に歯科医院でメインテナンスを受けてみませんか?
「別に痛みは無いし、少し出血するだけだから……」
油断禁物です🦷
放置してると、歯周病で歯を失ってしまい取り返しのつかないことになる場合もあるため、要注意です⚠️
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎