保護者から「子どもの口臭が心配」とお悩みを相談されることがあります。
大人の口臭の多くは「歯周病」によるものですが、子供の口臭は「口呼吸」によるものがほとんどです。
口呼吸とは、鼻ではなく口で呼吸する癖がついてしまった状態のことです。
口呼吸になると、口の中が常に乾いて唾液の量が少なくなるため、菌が増殖しやすくなり、口が臭くなってしまいます。
確かに口臭は生き物である以上、誰もが持っているものです。いくらハミガキしていても、無臭を目指すことはできません。
近くにいてもにおいが分かるほどの強い口臭や、ドブのような臭いをしている場合は要注意です。お子さまの口臭に気付いた際は、当院までご相談ください。
子供の口が臭う原因
口腔ケア不足
ハミガキの頻度が少ない、もしくは正しい磨き方ができていない場合は、細菌の塊であるプラークが溜まります。プラークはガスを発生させるため、口臭の元になります。
お子さま本人がきちんとハミガキをしているつもりでも、十分にできていないケースもあります。
お子さまがハミガキできる年齢になっても、正しい磨き方ができているかを保護者の方が必ずチェックしてあげましょう。
「歯と歯の隙間」や「歯と歯茎の隙間」などに食べカスが溜まりやすいため、念入りに磨きましょう。
むし歯や歯肉炎、歯周病
プラークが溜まるとむし歯や歯肉炎、歯周病などになりやすいです。歯肉炎と歯周病の違いですが、歯肉炎は「歯茎が細菌に感染した状態」を指し、歯周病は「歯肉炎が進行すること、歯茎以外の炎症が起きてしまった状態」を指します。
また、歯周病と聞くと、「大人がかかる病気」というイメージかもしれませんが、子供の歯周病もゼロとは言い切れません。
厚生労働省が発表した「歯科疾患実態調査(2011年調査)」によりますと、5歳~20歳までの子供の2人に1人は歯肉炎を発症していることが報告されています。
精神的ストレス
ストレスが多いと口の中が乾燥しやすくなるため、口臭になりやすいです。
特にお子さんが以下のような環境でストレスを感じていないか、チェックしてみましょう。
- 塾や習いごとで忙しい
- テストの点や成績などで悩んでいる
- 友だちとの人間関係に問題がある
- 転校したばかり
子供の口臭対策
丁寧な歯磨き
小学生になると一人でハミガキできる子が増えますが、この年代でも正しいブラッシングをしっかり教えてあげる必要があります。
磨けているかを確認し、磨きが足りない箇所を教えてあげましょう。また、歯ブラシだけではなく、デンタルフロスを使って歯間掃除をする習慣を身に付けさせることも大事です。
ブラッシング指導は、是非歯科医院のお口のケアのプロ歯科衛生士におまかせください😊
定期的に歯医者へ通う
定期的に歯科医院へ通い、むし歯や歯肉炎などがないかチェックしてもらいましょう。
小さい子供でも歯石はつきますので、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。
よく噛んで食べるように促す
噛む習慣をつけると口周りの筋肉が鍛えられるだけではなく、唾液の分泌が促されるため、口臭改善にも有効です。
よく噛まないと飲み込めないような硬い野菜なども食べるように促しましょう。
夏休みの歯科検診をおすすめしております🦷
お気軽にお越しください✨✨
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎
歯のお悩みはご相談ください。
\診療のご予約はこちらから/
↓↓↓ CLICK ↓↓↓