親知らず抜歯後の痛みはどれくらい!?
親知らず抜歯後の痛みはどれくらいで治る?
親知らずの抜歯後の痛みには個人差がありますが、通常、抜歯の翌日・翌々日が痛みのピークで、その後は少しずつ治まっていきます。
親知らず抜歯後の痛みを予防するためには!?
抜歯後の痛みを軽減するために、鎮静剤や抗炎症剤をお渡ししますので、お伝えした通りに服用して痛みを押さえるようにしてください。
痛み止めは、出来るだけ飲まない方がいいということはありません⚠️
痛み止めの中に抗炎症作用があるので、痛みがあるときには我慢せずにお飲みください💊
お薬以外にも、痛みが強い時には患部を冷すのも効果的です。
また血液が集まると強い痛みが発生しやすくなりますので、頭部を高くして眠るなどの対応はおすすめです💤
親知らず抜歯後にやってはいけないこと
歯を抜いた後の穴を指や舌で触る
親知らずを抜歯した部分は大きな穴があきます。
指や舌で触ると、細菌感染を起こしてドライソケット(抜歯した部分のかさぶたが剥がれて骨が露出した状態)となり、痛みが起こすことがありますので、気になっても指や舌で触らないようにしましょう。
気になって何回も強いうがいをする
抜歯後、しばらくじんわり血が滲むため、お口の中をスッキリさせたくて何度もうがいしてしまうと、抜歯部分の血液が流れてドライソケットとなってしまいます。患部からの出血が気になっても、強くお口をゆすがないようにしてください。
抜いた穴を吸うように舌を動かす
抜歯した部分に食べかすが詰まり、舌で掻き出そうとしたり、吸ったりするとドライソケットの原因となりますので注意しましょう。
辛い物などの刺激物・硬い食べ物
香辛料などの刺激物は患部の炎症を強める恐れがありますので、抜歯後、しばらくは刺激物や硬い食べ物は避けるようにしましょう。
長風呂・サウナ・飲酒
体が温まって血行が良くなると、炎症が強まる場合がありますので、長時間の入浴は避けてください。また飲酒も同様の理由でしばらくは避けるようにしましょう。
冷やし続ける
抜歯直後であれば冷たいタオルなどで冷やすのは問題はありませんが、抜歯から2日程度過ぎた後も、氷などで冷やし過ぎるとかえって治りを遅くし、治ったあとにしこりができたりしますのでご注意ください。
親知らず抜歯後の食事について
親知らず抜歯後にいい食べ物
抜歯後は辛いものや硬い食べ物は避けて、うどん、お茶漬け、雑炊、ヨーグルトなどを無理をせずに食べれるものを食べるようにしましょう。
親知らず抜歯後によくない食べ物
煎餅などの硬いもの、また香辛料の入ったカレーなどは治りを悪くし、炎症を強めたりする恐れがありますので避けるようにしましょう。
最後に注意していただきたい食べ物が、柔らかい食品であるゼリードリンクです。
スプーンで食べるゼリーはいいのですが、ゼリーを吸うという行為により抜歯部分に溜まった血液が取れてドライソケットになることがあるからです。
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎