むし歯や外傷などで歯を治療したときには、削った部分の機能を回復させるため詰め物や被せ物を行っていきます🦷
詰め物や被せ物にはさまざまな種類があり、セラミックの歯を入れようか悩んでいる方も多いと思います。
セラミックの歯は保険が適用されないため、高額なイメージを持っている方も多いのが現状です。
今回は、歯のセラミック治療に保険は適用されるのか、セラミック治療を安くする方法とあわせてご説明いたします。
セラミック治療に興味はあるけれど費用が気になっている方は、ぜひご参考にしてください🦷
セラミック治療とは?
むし歯などで歯を削ったときには、削った部分の機能を回復させるために詰め物・被せ物の治療を行います。
セラミック治療は、詰め物・被せ物の素材にセラミックを使用する方法になります。
詰め物・被せ物というと、銀歯をイメージする方が多いと思いますが、銀歯は、保険適用で受けられる最も一般的な治療法です。
しかし、銀歯には、審美性の低さや金属アレルギーのリスク、むし歯の再発性の高さなどのデメリットが多く、近年ではセラミック治療に興味を持たれる方が増えてきました。
セラミック治療は、天然歯のもつ透明感と色調の再現性に優れているため、審美性が非常に高いです。
歯科医師でも天然歯と見分けがつかないこともあります。
日常で向かい合って会話をしていて、セラミックと天然歯を判断することはまず出来ないでしょう🦷
セラミック治療は、着色や変色、変形が起こりにくく歯との親和性がとても高く、むし歯の再発リスクが少ない点も大きなメリットです。
保険適用の銀歯と比較して寿命が長いので、セラミック治療を選択する方は増加傾向にあります。
セラミック治療は保険が適用される?
健康保険が適用されるのは、機能の回復を目的とした必要最低限の治療のため、審美性の高さから選択されるセラミック治療は、保険適用外になります。
自由診療(自費)となり、治療費は全額自己負担するのが一般的です。
セラミック治療にかかる費用を安くする方法はある?
医療費控除を利用する
医療費控除は、世帯全員の1年間に支払った医療費が100,000円を超えた場合に確定申告することで、支払った医療費の一部が所得から控除される制度です。
ただし、医療費控除の対象は機能の回復が目的の治療です。美容や審美目的の場合は対象外となります。
医療費控除の手続きには、レシートや領収書の提出が必要なため、確定申告の手続きまで必ず保管しておいてください。
医療費控除でセラミック治療にかかる費用自体が安くなるわけではありませんが、負担額は減らせます。
初めからセラミック治療を選択する
詰め物・被せ物を選択する際に、費用を考慮して保険適用の銀歯を選択する方が多いです。
しかし銀歯は審美性が劣り、長期的に考えるとむし歯の再発リスクが高く、金属アレルギーのリスクもあります。
銀歯を入れた数年後に再びむし歯ができ、再治療になる方が多いのも事実です。
同じ歯を2度3度と治した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
銀歯の寿命は平均5〜7年なので、寿命がきたら交換する必要もあります。
セラミックの治療費が安くなるわけではありませんが、初めからセラミック治療を選択することで、むし歯の再治療などにかかる費用をなくせるかもしれません。
銀歯は1回あたりの費用が安いですが、5年程度で交換を繰り返すと治療費がかさみます。
セラミック歯は10〜15年程度使用できます。銀歯の付け替えなどを考慮すると、セラミック治療のほうがトータルの費用が安くなるケースもありますので、これらを踏まえてご検討いただくのもよいかと思います。
セラミック治療のなかには、条件を満たしていれば保険適用で入れられるCAD / CAM冠というものがあります。
CAD / CAM冠は、陶材と歯科用プラスチックを用いたもので、ハイブリッドセラミックともよばれています。治療費を少しでも抑えたい方は、CAD / CAM冠を検討するとよいでしょう。
ただし、自由診療のセラミックと比較すると、審美性や強度は劣ります。入れる場所や求める審美性などを考慮して選択しましょう。
少しでも興味がある方はお気軽にたろう先生にご相談ください🦷
どんなことでも丁寧にご説明させていただきます😊
名古屋市南区
こぎそ歯科医院
歯科医師
小木曽太郎