これまでに、一度でもむし歯の治療をしたことがある方へ
多くの方が歯科医院でむし歯の治療の経験があると思います。
「むし歯の治療で詰め物や被せ物をしたので、安心!」
と思われてる方が多いと思います。
むし歯の治療は終わったあとのメンテナンスがとても大切です🦷
むし歯の修復治療には、詰め物と被せ物があり、むし歯を削り取って除去した後、欠損した部分を修復し、むし歯になった歯をできるだけ元の歯に近い状態まで形態そして、機能を回復させます。
むし歯の治療というのは、むし歯になった歯が元通りになるというわけではないのです。
そのため詰め物や被せ物は、完成した後がとても重要なのです。
日々、歯には噛み合わせの負担が強くかかり、お口の中は常に温かく、食べ物等の栄養分が常に入ってくるため、細菌が繁殖しやすく常に多くの細菌が存在しているのです。
気をつけていただきたいのが、むし歯の治療の際の、詰め物や被せ物の精度です。詰め物・被せ物が歯にピッタリフィット(適合)していないと、歯と歯のつなぎ目には細菌が溜まります。通常の健康な歯には、つなぎ目などはありません。だから、つなぎ目に細菌が溜まってむし歯にになるということはないのですが、人工的な歯の修復物である詰め物・被せ物は、歯と詰め物・被せ物との境目に『段差や隙間』ができ、細菌がたまりやすく問題を引き起こしてしまいます。
その結果、「歯と詰め物や被せ物との繋ぎ目」からむし歯が再発し、二次う蝕になってしまうのです。
一度でも詰め物や被せ物をした後は、今まで以上にむし歯の再発に気をつけ予防していくことが必要です。
むし歯のリスクが高い人ほど再発しやすく、進行が速いう思われますので、とくに注意が必要です。
歯の神経が残っている場合、詰め物・被せ物のつなぎ目から再発したむし歯は、更に歯の中心方向に入り込み、詰め物・被せ物の下で広がります。
歯は、むし歯の治療でもう既にかなりの量を削っているため、詰め物・被せ物と歯の神経の距離は近い状態です。詰め物・被せ物の下で広がったむし歯は、歯の神経にすぐに到達しやすくなります。
二次う蝕はさらにリスクが高くなります。
再発するたびに減っていく自分の歯🦷
むし歯の再発治療では、以前のむし歯の治療で既に歯が削られているため、詰め物や被せ物をする前の歯の状態より歯は更に大きく削ることになります。
つまり、再発するたびにどんどん自分の歯がなくなってしまうということです。
歯の神経が残っている場合は、むし歯が詰め物や被せ物の下で広がり、歯の神経に近づきやすく、それがもとで歯の神経に細菌が感染して、歯の神経が傷んだり腐敗したりします。こうなった場合には、歯の神経の治療が必要となります。
さらには、歯の神経を既に抜いている歯の場合、むし歯が進行しても痛みが出にくい状態です。
そのため、むし歯が再発しているのに気が付きにくく、重症化することが多いです。細菌が、歯の神経を抜いた後に根管充填材で封鎖した神経の通り道に入り込むこともあり、歯の根の周りが膿んでくることもあります。どんどんむし歯が進行し、歯の根がむし歯で大きく溶けてしまい、詰め物や被せ物がもうできなくなってしまいます。そうなると、最終的には抜歯するしかありません。
ちょっとしたサインを見逃さないでは
歯の痛みや症状は、痛くなったり痛みがなくなったり、違和感があったり、ストレスや疲れ、免疫力が下がったときに症状がでたりと…
意外と痛みや症状がひくと忘れてしまうことが多いです。
是非歯科医院に行けるタイミングがあるのであれば痛みや症状があるうちに歯科医院を受診しましょう🦷
当院では当日でも随時受付しておりますので、お電話もしくは24時間WEB予約よりご予約お願いいたします。
定期的にメンテナンスに通われている方は、いつどこがどのような症状だったのかを来院の際にお伝えください。かんたんなメモなどをとっておくといいと思います。
ちょっとしたサインを見逃さないようにしましょう🦷
名古屋市南区にあるこぎそ歯科医院は、三代目たろう先生が院長を務めるアットホームな歯科医院です🦷
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