ふとした瞬間、お口の中であなたの上の歯と下の歯はくっついていますか?それとも離れていますか?
無意識で上下の歯が接触している状態は、実はあまりよくありません。
これには“TCH”という呼ばれ、「無意識で上下の歯をくっつけるクセ」という意味です。
通常数ミリ程度は離れているのが正常で、くっついている状態が長時間続くと歯や顎、歯槽骨へ大きなダメージを与えます。
だからといって、すぐにトラブルが起こることはありませんが、長い年月を経て、いずれ口腔内や全身に悪影響を及ぼします。
さらに噛みしめや歯ぎしりをしている場合、ダメージは大きくなります。仕事やなにかに集中しているときや寝ているときなど、無意識でしていることがほとんどで、
「自分は大丈夫!」と思っていても、知らないうちに歯や顎へ負担をかけているかもしれません。
無意識に上下の歯をくっつけていませんか?
無意識で行われる悪いクセが、歯に悪い影響を与えるということはだいぶ認知されてきました。
ですがさらに放っておくと顎関節や身体の筋肉など、全身へ悪影響を及ぼすことはご存知ですか!?
軽度の場合であれば、気になる症状はでていないかもしれませんが、しみたり、顎のつかれや痛みがある場合には専用のマウスピースやナイトガードの作製が必要になることもあります。
読書中やスマホを操作しているときにふと確認してみてくださいね。知らない間に歯や身体にダメージを与えているかもしれません。
上下の歯が接触することで及ぼす影響とは?
上下の歯が接触する状態は何かに集中しているときや緊張しているときなどが多いです。
基本的に食事や会話のとき以外は、上下の歯が触れることはありません。
歯が長時間接触していると、歯だけでなく顎関節や筋肉にも大きなダメージを与えます。
それを放置することにより、ヒビが入って欠けたり割れたりするというのはよくあることです。
また強い負荷がかかることにより、歯周組織や歯茎の周りで炎症が起こり、知覚過敏や歯周病を悪化させる可能性もあります。
顎関節や筋肉に疲労がたまり、顎関節症や頭痛、耳鳴りやめまいなどが生じることもあります。
まずは自身のクセについて自覚し、適切な方法で対処しましょう。
具体的にどんな症状が現れる?
歯の痛みや違和感、知覚過敏といったお口周りのトラブルです。
症状が進行することで、顎関節のつかれや痛み、口が開けにくい、頭痛や肩こりなどの頭部周りの症状が次第に現れてきます。
心当たりがある場合には、放置せず早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。
悪いクセというのは患者さま本人が自覚しにくいということです。
寝ているときの歯ぎしりや肩こりや頭痛、かたいものを食べづらそうにしていたらご家族から「歯医者さんに行ってみたら??」と是非声をかけてあげていただきたいですね😊
症状としては知覚過敏が出るケースが多いので、
「最近冷たいものや歯ブラシの毛があたると歯にしみるなあ」
と感じた場合には歯科検診に行って相談しましょう🦷
詰め物がとれたり、朝起きたときに顎やその周りの筋肉が疲れていたり、痛いのもサインですよ👍