歯周病を放置したらどうなる?|こぎそ歯科医院|名古屋市南区の歯医者

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歯周病を放置したらどうなる?

痛みがないから歯医者に行かないという方は多いのではないでしょうか。

治療が遅れることで周りの歯も影響を受け、病気が口腔内に広がり、何本も歯が抜けてしまう恐れがあるとても怖い病気です。
さらに歯周病の恐ろしいところは、お口の中の病気で終わらず、歯周病菌が血液に入り込み、血流にのって運ばれることで、全身疾患を引き起こす原因になるとも言われています。


歯周病は恐ろしい病気だと知ってほしいです。
歯周病で歯を失った人は数えきれないほど存在しているのが事実です🦷


歯周病は、歯肉炎と歯周炎大きく2つに分類されます。
歯肉炎は、炎症が歯茎だけにとどまっている状態であり、まだまだ軽度の歯周病といえます。
この段階で歯が抜けるようなことはありません。

ですから、歯肉炎の状態でしっかり治療を受けることが大切です。歯肉炎を放置していると、歯周炎へと移行します。

歯周炎は、炎症が歯茎だけでなく、骨にまで広がります。放置していると歯を支えている骨が溶けていき、支えが弱くなることで歯がグラグラしてきます。
そして最終的には歯が抜けてしまいます。

歯周病を放置すると歯が抜けることがありますが、一般的には抜歯で歯を抜かれる方が多いです。
歯が自然に抜ける前に、痛みや噛めないといった症状で歯科医院を来院される方が多いからです。

重症化した歯周病では、歯を支えている骨はほとんどなくなっており、また周囲の歯や骨の状態も悪くなっていることが多いため治療が限られてしまうことがあります。

例えば重度の歯周病で歯を抜いた場合、インプラントやブリッジはむずかしい可能性が大きいです。なぜならば周囲の歯や骨にも歯周病が進行しているからです。

そうしたことから、歯周病で抜けた歯の治療は、入れ歯に限られてしまうことも珍しくありません。

そして歯が抜けるだけでは終わらないのが歯周病です。

歯周病が重症化することで歯が抜けますが、そこに至る前にさまざまな全身疾患を引き起こすことがあります。
具体的には、動脈硬化・狭心症・脳梗塞・心筋梗塞・誤嚥性肺炎・糖尿病・認知症などです。

※脳梗塞、糖尿病と歯周病について詳細は過去ブログに掲載しております🆙

どれも重篤な病気であり、命に係わる危険性もあります。
歯周病を放置するとそうした全身の病気を誘発するリスクもあることを知っておいてください。
歯周病の人は2.8倍脳梗塞に、2倍糖尿病になりやすいという報告もあります!



そんな歯周病でも早期発見、早期治療で歯が抜けるリスクを限りなくゼロにすることが可能です。


痛くなってからではなく、定期的な歯科検診を🦷
家族や大切なひとに是非伝えてほしいです!