フッ素の安全性と必要性|こぎそ歯科医院|名古屋市南区の歯医者

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フッ素の安全性と必要性

「フッ素って安全なの?」塗らないほうがいいってネットで見た…という方、一度読んでみてください😊

発がん性物質ではないかというお話もありますが、発がん性物質であるフッ化物はパーフルオロオクタン酸(PFOA)という物質で、昔はよくフライパンのテフロン加工に使われていましたが、むし歯予防のフッ素とは全く違う物質です。

それではフッ素の歯面塗布は安全なのかと聞かれれば、

もちろん安全です、むし歯になるほうがリスクがとても高いです!

フッ素に限らずですが適正量を守ることが大切です🦷
フッ素は毎日の食事の中にも微量ですが必ず含まれているものでもあり以外に身近なものです。
体内に入ったフッ素は、ほかの栄養素と同じように、胃や腸から吸収され血液の中へ入り、各内臓組織へと運ばれます。
その大部分は腎臓から尿へと排出され、それでも排出されなかったものは骨や歯に一時的に蓄えられますが、その後代謝とともに排出されていきます。

よくフッ素中毒というのも耳にすると思います、適正量をこえたフッ素をとると中毒症状を起こします。フッ素中毒には、慢性フッ素中毒と急性フッ素中毒があり、
慢性フッ素中毒とは、歯に多量のフッ素が添加されて白い斑点や白い縞が歯に現れる斑状歯がみられたり、骨に多量のフッ素が添加されると石灰化が進みすぎて、骨の関節の運動障害の骨硬化症の症状がみられたりします。

やっぱり怖いな…と感じる方もいると思いますが、フッ素の過剰添加で起こる斑状歯は歯が作られる時期に大量のフッ素をとらないとなりません。
生えてきた歯にどれだけフッ素を取り入れても斑状歯にはなりません。
骨へのフッ素過剰でなる骨硬化症は適量の10倍以上のフッ素を10年以上毎日取り続けた場合に見られる症状です。

急性フッ素中毒とは、一度に多量のフッ素を飲み込んでしまった場合に、吐き気や嘔吐、下腹部の不快感などが起こります。
例えばご自宅であやまって歯磨き粉を一本すべて飲み切ったとしても急性フッ素中毒のフッ素量には達しません。
歯科医院で扱えるフッ素濃度の高い歯磨き粉でも同様です。

フッ素は適量を守っていれば安全で、かつ大切な歯を守るのに有効な予防策です!!

生えたばかりの歯は未完成でむし歯になりやすいです。
生え変わり時期にはぜひ進んでフッ素塗布をしてむし歯を予防しましょう。
もちろんこどもだけではなく初期むし歯や、むし歯のリスクが高い大人の方もフッ素塗布は有効なむし歯予防策です。

フッ素はどのようにむし歯予防するの?
フッ素には再石灰化促進作用があるので、歯を丈夫にします。 また、口の中に入ったフッ素は、歯の表面のエナメル質を構成するアパタイトの結晶性を強化する働きをし、フルオロアパタイトを生成します。 フルオロアパタイトは酸に強い性質を持っているので、歯の耐酸性が向上します。

家庭向け歯磨き粉と歯科医院でフッ素塗布のフッ素の違いは?

歯科医院でフッ素塗布に使用するものはフッ素濃度が0.9%(9,000ppm)のものが使用されます。
家庭用のフッ素配合歯磨き粉ではフッ素 濃度1,000ppm(以下)のものが使用されます。フッ化ナトリウム、フッ化第一スズ、フッ化リン酸ナトリウムのいずれかが含まれています。

歯科医院のフッ素塗布は濃度が高く、いったん歯の表層の構造を壊してからフッ化物に置換えることでさらに表面に多くのフッ化カルシウムを生成します。
そのフッ化 カルシウムが唾液に流出するため、一度のフッ素塗布で長期間何度も再石灰化が行われます。
そのため2.3ヶ月に一度のフッ素塗布をおすすめしております😊
家庭での歯磨き粉のフッ素は日々の表面のむし歯予防となります。

併用することでより強固なむし歯 予防になります。

当院ではライオン製品のチェックアップを取り扱っております。
バナナ🍌やブドウ🍇ピーチ🍑などのフレーバーが美味しくお子さまに大人気です♪
バナナ🍌は歯が生え始める1歳頃からご使用いただける500ppmです🪥
大人向けの高濃度タイプもございます😊



むし歯はこの4つの条件が重なったときに歯が溶け、むし歯になります。


フッ素というとこどものむし歯予防というイメージを持たれるかもしれませんが、大人のむし歯予防にも効果はあります。

こどものむし歯になりやすい場所
① 上の前歯の歯と歯の間 
②奥歯のみぞ
③奥歯の歯と歯の間

乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質がとても柔らかくむし歯になりやすく、進行しやすいです。

大人のむし歯になりやすい場所
① 治療した歯の二次カリエス
②歯茎が下がって根が露出した部分

歯の根面はセメント質というエナメル質より柔らかい構造のためむし歯が進行しやすいです。
そのためフッ素は効果的です。

フッ素入り歯磨き粉の上手な使い方

口腔内にできるだけ長い時間フッ素をとどめておくが重要です。

そのために歯磨き粉を頻繁に吐き出さない、すすぐ回数を少なくする(1.2回軽く)とよいでしょう🪥

おすすめ歯磨き粉

発泡剤無配合で泡立たないので吐き出す回数を減らすことができます。ジェルタイプで口腔内にフッ素を留めます✨✨

2月にスタッフのみんなとデンタルショーに行った際に、衛生士が揃って感動したジェルコートF🥺

次回はジェルコートFについて
どうぞお楽しみに〜