歯周病による全身疾患〜糖尿病編〜|こぎそ歯科医院|名古屋市南区の歯医者

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歯周病による全身疾患〜糖尿病編〜

糖尿病は、インスリンがうまく作用しなくなることで、慢性的に高血糖になってしまう疾患です。重大な合併症の一つであるとともに、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。


糖尿病ってどんな病気?

私たちが普段食事でとっている糖質(炭水化物)は、消化管の酵素で分解されてブドウ糖になった後、血液中に吸収されて全身の細胞のエネルギー源になります。このとき、ブドウ糖を細胞へ取り込むのを助けているのが、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモン。

糖尿病はこのインスリンがうまく作用しなくなることで、慢性的に血液中のブドウ糖の濃度が高く(高血糖)なってしまう病気です。

口腔ケアと糖尿病
歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つです。

これは高血糖によって感染を防御する力などが
低下し、歯周病原因菌の増殖を制御できなくなるため。血糖コントロールがうまくできないことが歯周病を悪化、重症化しやすくします。

糖尿病の人は歯周病に2倍以上かかりやすくなる!!

逆をいえば歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。歯周病の治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きが良くなり、HbA1cが0.4~0.7%低下すると報告されています。

定期的に歯科健診を受けることは、糖尿病や糖尿病予備軍の人にとってとても大切なことです。

歯を失わないということは、生活の質を低下させないだけではなく、生活習慣病や認知症などの予防や管理にも深く影響してきていることが明らかになってきました!
歯周病のコントロールは歯科医院での定期的なメンテナンスや専門的なアドバイスを受けるのがおすすめです。
かかりつけの歯科医院をつくり、2.3ヶ月に1度のチェックとクリーニングを行うことが、歯周病と糖尿病の管理という観点からだけでなく、快適な暮らしにつながります😊